奇想漫画家・駕籠真太郎ブログ。単行本、イベント、特殊玩具など。視聴した映画のコメントは「映画徒然草」としてまとめています。駕籠真太郎公式HP【印度で乱数】http://www1.odn.ne.jp/~adc52520/
by tomezuka
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映画徒然草チェコ編その3

チェコの非ファンタジー映画2本。日本でも著名な作品。

『コーリャ 愛のプラハ』★★★
1996年、ヤン・スヴェラーク監督。チェコ、イギリス、フランス合作。
女たらしのチェロ演奏家の男が金のためにコブ付ロシア女と偽装結婚、ところがロシア女はチェコの市民権を入手したとたん5歳のコーリャを残して西ドイツに亡命してしまう(当時はロシア人が直接西側に渡ることができなかった)。おかげで男は幼いコーリャを養うはめになる。後の展開は想像通り。さまざまな出来事を経て血の繋がらない二人の絆がズフズフ深まっていきます。

【血の繋がらない大人と子供の物語すごろく】
・スタート(出会い)

・当初は馴染まない(きずな値0)

・危機とその回避(ふたりを襲う危機的状況。生命に危険が及ぶことも。きずな値30)

・子供の迷子(その後見つかる。大抵の場合、そこで抱擁が発生する。きずな値60)

・子供の病気(介抱と治癒。高熱のケースが多い。きずな値90)

・すでに離れがたい心情(きずな値MAX)

・ゴール(別れ。場合によってはそのまま持続)

ストーリー自体は手垢にまみれた感が強いのだが、それより当時のチェコ(まだ分離前なので正確にはチェコスロバキア)の、ソ連影響下での共産党一党独裁状態の様子が垣間見られて興味深い。ソ連軍が駐留してたり、窓にソ連の国旗を掲げてなきゃいれなかったり、常に秘密警察の影におびえていたり。なもので、チェコの人々はソ連に対して声高に言えないものの憎悪の念を抱いております。
終盤、民主化革命が起こり、チェコはソ連から解放される。おかげで亡命していた女も自由渡航が可能となって、コーリャを引き取りにくる。実の親子なみに深まっていたふたりの絆もここで唐突に終わりを告げられてしまう。
スヴェラーク監督は本作の2年前にナンセンスSFコメディ『アキュムレーター1』を撮っている。こちらは『コーリャ』とはまるでノリの違う怪作なので必見。

『スイート・スイート・ビレッジ』★★★
1985年、イジー・メンツェル監督。
田舎はいいよね、ほのぼのしてて、という話。オツムの弱い青年と仕事仲間のおっさんの凸凹コンビ、村人の相談役となっている医者、浮気を疑う亭主、その女房とできている都会出身の男、年上女教師にあこがれる少年などなど、個性豊かな面々の日常生活がたんたんと描写されます。医者はマイカー運転中日常茶飯事に交通事故、暴力亭主は女房をぶん殴り、少年は女教師の触れ場を目撃して服毒自殺を図ります。意外と事件起こります。でもやっぱり田舎はほのぼのしてていいところなのです。してなきゃいけないんです。「田舎よいとこ」映画なのだから。
イジー・メンツェル監督は1960年代のチェコ・ヌーベルバーグ作家のひとりとされていて、66年には『厳重に監視された列車』という作品を撮っている。残念ながらこちらは未見。
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by tomezuka | 2007-10-24 00:35 | 映画徒然草チェコ編
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