昨年の後半は映画ばっか見ていたので、今年はもう少し活字本を読もうと思っております。
『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』
スーザン・A・クランシー著
宇宙人に連れ去られ人体実験や性的接触をされるといういわゆるアブダクション。このアブダクションの被害にあったと証言する人々は、何故この科学的にあり得ない体験を記憶しているのか?ということを、多くのアブダクション体験者に接しつつ解き明かしていくもの。
もともとオカルト懐疑論的な本や情報はよく読んでいたので、「記憶は案外頼りない」「催眠で思い出した記憶は催眠術師によって捏造された可能性が高い」「宇宙人誘拐を扱った映画の公開以前にはアブダクション被害は報告されていない」等々おなじみの論調が多かったので、正直さほど斬新な印象は受けなかったのだけど、テーマを一点に絞っているので読み応えのある一冊ではあります。