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奇想漫画家・駕籠真太郎ブログ。単行本、イベント、特殊玩具など。視聴した映画のコメントは「映画徒然草」としてまとめています。駕籠真太郎公式HP【印度で乱数】http://www1.odn.ne.jp/~adc52520/
by tomezuka
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超星艦隊セイザーX

テレビ東京2005~2006年に放送していた超星神シリーズの第三弾。

西暦2500年の地球は2005年における宇宙海賊の襲来のため闇に包まれ、勢力を伸ばした宇宙海賊は全宇宙に侵略の魔手を広げていた。
現状を打開するため、反乱軍は戦闘要員と巨大ロボで編成されたセイザーXを過去の地球に送りこみ、襲来した宇宙海賊を倒して未来を変革せんとする。
2005年すなわち現代の人間である安藤拓人は未来人と協力し、戦士ライオセイザーに変身して宇宙海賊を迎え撃つ。

変身する複数のヒーローと彼らが操る巨大ロボという構図は超星神シリーズの基本形。
当シリーズは特撮監督にゴジラシリーズの特撮を演出した川北紘一が当たっており、恐獣(要するに怪獣)と流星神(巨大ロボ)との戦い等、テレビとしては特撮のレベルが非常に高い。
かなり大きなミニチュアセットも組まれており、スケール感の広がりは目を見張るものがある。
この辺は、戦隊シリーズにも見習ってほしいものです。

生真面目なヒーローアクションものだった前2作と比べ、今回は主人公側、敵側双方に漫才のノリツッコミのようなギャグが目立つ。
敵である宇宙海賊の幹部のひとり、ブレアードのキャラの立ち具合もハンパではなく、主人公の安藤拓人と何度も死闘を繰り広げ、時には相手を理解しあい、セイザーX側に捕獲されて飼い犬のごとく拓人の家の庭で飼われ、納豆ごはんで餌づけされ、家事を手伝って洗濯物干しまでする始末。
またメインの舞台が「安藤家の畳敷きの食卓」というのも本作を特徴づけるビジュアルである。
拓人の家族のみならず、未来人たちや着ぐるみキャラである敵たちがちゃぶ台囲んでメシ食ってるさまはこの上なくシュールである。

というと不真面目な印象だが、ストーリー自体はかなりしっかりしている。
宇宙の平和を勝ち取るという重い任務を負った未来人たちの苦悩や葛藤が随所に織り込まれたり、泣けるエピソード、燃えるエピソードもなかなかに充実。
第一部~第三部までの全体的な構成もバランスがよい。
すべての登場人物が平和になりました的な安直なハッピーエンドにしていないのも好感が持てる。
ヒーローものとして完成度の高い傑作といえるでしょう。
by tomezuka | 2009-02-18 00:29 | 映画徒然草特撮編
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