「ほっ」と。キャンペーン

奇想漫画家・駕籠真太郎ブログ。単行本、イベント、特殊玩具など。視聴した映画のコメントは「映画徒然草」としてまとめています。駕籠真太郎公式HP【印度で乱数】http://www1.odn.ne.jp/~adc52520/
by tomezuka
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
全体
駕籠漫画
駕籠イベント
映画徒然草ホラー編
映画徒然草コメディ編
映画徒然草チェコ編
映画徒然草SF編
映画徒然草特撮編
映画徒然草アニメ編
映画徒然草前衛編
映画徒然草邦画編
映画徒然草ノンジャンル
映画徒然草アジア編
映画徒然草タイ編
映画徒然草香港編
映画徒然草インド編
うんこ
特殊玩具
CD
笑い
活字
ニュース
未分類
以前の記事
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
お気に入りブログ
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


カテゴリ:映画徒然草邦画編( 19 )

映画徒然草河崎実2本立て

『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 』★
2008年日本、河崎実監督
それなりに有名でありながら作品としての評価はいまひとつの『宇宙大怪獣ギララ』を、『地球防衛少女イコちゃん』の河崎実が再映画化。オリジナルのヌルさを踏襲してか本作も相当ヌルい。意図的にCGを使わずレトロなミニチュア&着ぐるみ特撮でギララ襲撃を再現。『ウルトラマンタロウ』のZATよろしく腰砕けな怪獣退治作戦がちまちま繰り広げられ、笑うに笑えないギャグに身も心も凍りつき、ラストのタケ魔人に至っては凍傷で細胞も壊死寸前。といってもこれを「くだらねー」と言ってしまえば「だってくだらないもの作ったんだもん」と開き直られるだけだろう。1987年のOVA『イコちゃん』以降ほとんど変わらないスタンスで作品作りを続ける河崎監督にはいろんな意味で頭が下がります。でも正直『イコちゃん』のほうが笑えたな。

『日本以外全部沈没』★★★
2006年日本、河崎実監督
原作は、小松左京の『日本沈没』にあやかって描かれた筒井康隆の『日本以外全部沈没』。今回もリメイク版『日本沈没』の公開にあやかって公開。そのためか当時はそれなりにヒットした模様。ここまでハッキリ便乗企画であることを売りにするスタンスは好感持てる。相変わらずの河崎実流のユルイギャグがゆるく展開するのだが、原作があるためか他の河崎作品に比べると随分とストーリーがしっかりしている(あくまでも”比較して”だが)。日本以外の国が消滅し、日本に逃げ込んできた外人が国内でマイノリティになり差別の対象となるのは筒井作品ならではのブラックユーモア。・・・といっても実は原作未見なので、どこまで原作を踏襲しているか分かりません。ただラストに出てくる「あの方」は必要なかったな。『ギララ』と一緒じゃん。まあ『沈没』のほうが先だけど、今回は『ギララ』→『沈没』の順で見てしまったので。
[PR]
by tomezuka | 2009-03-11 12:30 | 映画徒然草邦画編

映画徒然草邦画編・大日本人

久しぶりに映画見ました。
何か、脳が映画を過剰に欲する時とそうでない時の差が激しいのですな。
前回の映画徒然草が7月、かれこれ四ヶ月間見てなかったのか・・・あ、ポニョは見たな。
それ以外にも何か見てた気もするけどまあいいか。

そんなわけで、久々の映画徒然草はこちら。

『大日本人』★★★
2007年日本、松本人志監督。

いろいろな意味で話題をさらい、賛否両論を巻き起こした本作。いや、否の意見の方が多かったような。もともとバラエティにおける松本人志の笑いは好きではなかったので、この映画も見る気はなかったのだけど何故か突然レンタル。で、見てみたところ結論としては「思ったよりは良かった」です。
以下感想を箇条書き。ややネタばれ含む。

・ヒーローの日常描写、それをドキュメンタリーとして撮る、一般人がヒーロー活動に批判的、人間がほとんどそのまま巨大化、等の基本アイデアは特に珍しいものではない。インタビューや日常生活描写の空気感は良かった。

・バラエティにおける松本人志の笑いは好きではないのだけど、映画においてはうまく機能していたように見える。爆笑ではなくさらっと挿入される小ネタとか、一般人の会話とか。でもベタすぎるギャグはちょっと引く。

・ラストの「実写」は、ちょっと逃げたな、と思う。あからさまな受け狙いやりすぎ。「実写」直前のおじいちゃん登場は良かったんだけど。まあ感動的な方向に行かれても困るがね。さんざんラストを悩んだ挙句でこれなのか、当初からこのオチのつもりだったのか。後者だとしたらセンスはいま一つ。

・邦画におけるCGの使い方はこれが正しい。そもそも邦画がハリウッドばりのSFやアクション、パニックものをCG使ってやるのが無理な発想。予算や時間の掛け方がハリウッドとはケタが違うでどうしても中途半端になる。となればあとは「ネタ」として使うか、作家の表現手段のひとつとして使うか、である。

といった具合。
[PR]
by tomezuka | 2008-11-03 23:53 | 映画徒然草邦画編

和製切株映画  喜談南海變化玉

近頃出版された「ショック!残酷!切株映画の世界」にちょろっと日本の切株映画に関する記載がありましたが、日本の切株映画というだけで一冊作れるだろうなあと悶々としていたら急に一本の映画を思い出しました。

『 喜談 南海變化玉』

監督は長嶺高文という人。自主映画ですが、壇ふみとか大竹まこととかも出てる作品。
気球を作って大空を舞うことを夢見る若者たちのお話で、気球作りにまい進する彼らの日々が軽いギャグとともに綴られていきます。
物語の中盤、ついに念願かなって気球が完成します。でもって処女飛行式、気球は悠々と大空を進みます。空舞う気球を見て大はしゃぎで追いかけていく近所の子供たち。夢と希望にあふれる感動的な場面です。

しかしここで事態が急展開します。気球を追いかけていた子供の1人が急に道路に飛び出したため交通事故に遭ってしまうのです。子供は重傷、両足切断の身体障害者となってしまいます。
気球仲間にとっては直接の責任はないにせよ何ともバツの悪い状況です。とりあえず気球活動はいったん休止となりますが、それでは済まないのが子供とその母親。しかも子供は障害を苦に首吊り自殺してしまいます。

すべては気球の連中のせいと逆恨みした母親は狂気の道をまっしぐら。レザーフェイスよろしくチェーンソウを振りかざし、気球の連中皆殺しを謀ります。1人は首をちょん切られ、もう1人は腹をえぐられニュルニュル内臓がほとばしります。何人かは母親の魔手から逃れるのですが、現場は爆発炎上して母親も死亡。生き残った連中に殺人の嫌疑がかかってしまいます。

この電ノコ母べえのインパクトたるや相当なもので、息子が首くくった後無言で飯をかっこむシーンや材木置き場でチェーンソウをふるって狂気を爆発させるシーンなどトラウマ必至。
自分はこの映画を下北沢のスズナリで見たのですが(その時お客は2人)、予備知識ゼロで見たため前半と後半のあまりの落差に愕然としたものです。「寅さん」を見てたらいつの間にか「悪魔のいけにえ」になってしまった、といえば分かりやすいでしょうか?

改めて調べてみたら1978年製作。30年前の映画です。長嶺監督の他作品『歌姫魔界をゆく』『ヘリウッド』も技術レベルはともかく切株率が高いです。
[PR]
by tomezuka | 2008-03-02 22:24 | 映画徒然草邦画編

映画徒然草邦画編

『天狗飛脚』★★★★★
1949年日本、丸根賛太郎監督。
名画座でかかるたびに見ていたこの作品、昨年末にいつの間にやらDVD化されていたのでご紹介。時代劇でよく目撃するもののまずメインに据えられることのない「飛脚」が主人公というノンストップ時代劇コメディ。当時の時代劇スター市川歌右衛門が大柄ながら驚異の脚力を持つ飛脚として大活躍。しかも終盤は歌右衛門演じるの善の飛脚と悪(商売敵)の飛脚とのカーチェイスならぬ飛脚チェイス!大井武蔵野館で初見したときは、終戦後4年という時期に日本でこんなコメディがあったのかと仰天したものである。とにかく傑作。
[PR]
by tomezuka | 2008-02-01 12:22 | 映画徒然草邦画編

魍魎の匣

いや、別に見たわけではないのですが。
そもそもまだ公開されてないですからね。
まあ公開されても劇場に行くかどうかは微妙です。

前作『姑獲鳥の夏』の監督が実相寺昭雄で、今回は原田眞人。
原田氏の既存の作品はまったく未見なので何とも言えないのですが、『姑獲鳥の夏』を見て思ったのは、「京極作品を映像化するなら怪奇映画にしなければならない」ということです。
京極堂シリーズは推理小説である以前に、怪奇小説なのです。

しかし、人間やその感情までも「モノ」として捉えることもやぶさかでない即物的な実相寺演出は、怪奇映画向きではない。
テレビシリーズ「怪奇大作戦」でも4話演出してるけど、どのエピソードも怪奇性は前面に出してません。
残念ながら『姑獲鳥の夏』ではゾクゾクするような怪奇性は感じられなかったのです。

松竹版『八つ墓村』のような完全なホラーにまで至らずとも、50年代くらいに作られた怪奇色豊かな探偵映画のような作りでやって欲しいものです。
京極原作は怪談映画と見紛うくらい、怪奇的様式美にあふれたものにしてしまってもよいと思います。
[PR]
by tomezuka | 2007-12-21 01:25 | 映画徒然草邦画編

映画徒然草邦画冒険活劇

現在、東映チャンネルでは「プレイバック昭和・映画で綴る懐かしの30年代特集」という企画をやっており、月光仮面や少年探偵団といった懐かしの(といってもこの辺を懐かしがるのは50歳代くらいだと思うけど)冒険活劇などの劇場版を放映中です。

『少年探偵団第一部 妖怪博士』
『少年探偵団第二部 二十面相の悪魔』★★★
1956年東映、小林恒夫監督
おなじみ少年探偵団と怪人二十面相との対決を描いた前後編。二十面相のアジトは毎度のことながら凝っており、第一部の洋館では落とし穴、移動する階段、回転する部屋(迷い込んだ少年探偵団を失神させるためだけに作られた壮絶なカラクリ仕掛け)。第二部の洞窟では降下式釣り天井、水責め装置など必要以上に金のかかったアイテムが目白押し。また南原伸二(後の南原宏治)が嬉々として怪人二十面相を演じており、老人、老婆、コジキなど多彩な人物に自らメイクを施し大活躍。

『遊星王子』
『遊星王子 恐怖の宇宙船』
1959年東映、若林榮二郎監督。
地球征服をたくらむ銀星人(金星人ではない)に敢然と立ち向かう正義のヒーロー・遊星王子大活躍の前後編。同名テレビシリーズの劇場版なのだが、何故か主役が三村俊夫(村上不二夫)から梅宮辰夫に変更され、遊星王子のコスチュームデザインもかなり違う。前編では地球上での攻防戦が描かれ、前編でいったん死んだと思われた銀星人の首領・まぼろし大使(ナイスネーミング)が後編で復活。敵の本拠地・銀星で低レベルミニチュア特撮による一大攻防戦が展開される。

『宇宙快速船』★★★★
1961年ニュー東映、太田浩児監督。
千葉真一が変身ヒーロー・アイアンシャープを演じる、特撮ファンには隠れた逸品として有名な一作。侵略宇宙人とヒーローとの決戦というのは手垢にまみれすぎてそのまま垢太郎を作れるくらいなのだが、終盤の宇宙人による東京空襲の特撮場面だけ挙げれば欽ドン賞決定!、なくらいレベルが高い。ミニチュアの精度の高さもさることながら、群集を含む実景とミニチュアの合成が実に素晴らしく、少なくともこの作品に関しては円谷を超えていると思う。いや世界に出しても恥ずかしくない出来です(特撮監督は東映ヒーローものでおなじみの矢島信夫)。ちなみに、少年たちのピンチに駆けつけるアイアンシャープの登場部分を除くと、プロットは東宝の『地球防衛軍』『宇宙大戦争』と大した変わりはなかったりする。
[PR]
by tomezuka | 2007-11-06 22:38 | 映画徒然草邦画編

映画徒然草

スカパーまとめ見その3。今回は終戦直後のGHQ製作映画。

戦後、GHQによる統制で「野蛮で封建的」との理由でチャンバラ時代劇が撮れなくなったのは有名な話だが、それ以外でもGHQは映画を通じて「民主主義的に遅れている日本人の教育」を推進する。GHQの一機関である民間情報教育局の指導の下、民主主義教育映画が数多く(400本も!)製作されたのである。

今回見たものはすべて30分程度の短編、基本的にドラマ仕立てなのだが、素人俳優を起用したり、当時の学校や炭鉱労働現場などをドキュメンタリー風に撮っていたりと、フィクションとノンフィクションが交じり合った不思議な感触の作品となっている。
評価するのもなんなので★は無し。

『こども議会』
1950年。小学校の子供たちが会議を開いて問題を解決していく様子を通して、議会制民主主義の重要性を説く。子供たちはみな素人なので、子供の素の演技はキアロスタミの映画を見ているかのよう。

『いとしき子らのために』
1950年。『こども会議』同様学校を舞台としているもののこちらは教育委員会の問題を提示。陰影の多いクローズアップなど他の作品に比べて演出にこだわりが感じられる。また、他作品が民主主義とかの説明に大部分のフィルムを費やしているのに対し、過去にいわくのある人物を登場させるなどドラマ的にも工夫が見られるのもポイント。

『腰のまがる話』
1949年。男尊女卑の日本社会において女性の権利を主張する。おばあさんと孫の会話から始まり、「どうしておばあちゃんは腰が曲がっているの?」の問いに「いままで男の人にぺこぺこしていたからだよ」とおばあさん。男女同権を高らかに歌い上げる。自分の女房が村役場の会議に出席するのを苦々しく思っていた亭主も最後には女性の権利を認めて終わる。

『働くものゝ苦情処理(安全燈)』
1950年。労働現場に発生する諸問題は会社の苦情処理システムに任せましょう、というもの。苦情処理のシステムを漫画タッチのイラストで解説しているのが楽しい。本物の炭鉱労働現場で撮影しているのでセットでは出せないリアリティをかもし出している。

『働くものゝ權利 』
1950年。労働基準法の重要性を説く。賃金未払いで腐っていたダメ亭主に対して友人が「法律を知らんとバカ見るぜ」と見下した態度でふんぞり返る。
[PR]
by tomezuka | 2007-10-01 01:35 | 映画徒然草邦画編

映画徒然草

スカパーまとめ見その2、+ビデオ1本

『スタジオはてんやわんや』★★★
1957年の大映映画。30分弱の短編で、大映スタジオの撮影風景や大映の俳優たちの素顔、さらにはスターによるかくし芸お披露目と、大映ファンのためのサービス映画。撮影風景といっても完全なドキュメンタリーではなく、ちゃんと脚本にのっとったものとなっている。船越英二が漫才を披露したり、市川雷蔵と勝新太郎がそろって日本舞踊を舞うなど、スターが映画会社専属の時代でなければ出来ない見せ場の目白押し。珍品中の珍品。

『ハロー!フィンガー5』
1974年の東宝映画。『スタジオ~』が擬似ドキュメンタリーだったのに対しこちらはフィンガー5のコンサートツアーの模様を追った完全なノンフィクション。ステージの様子から舞台裏、各メンバーインタビューなどごくごくまっとうな作りの20分の短編。東宝チャンピオンまつりの一編として上映されたものらしい。ビデオやネットのない時代、コンサートを繰り返し見るにはこれが最適の鑑賞方法であろう。

『チエミの婦人靴(ハイヒール)』
1956年東宝。鈴木英夫監督作。江利チエミ主演のいかにも添え物といった感じの歌謡映画。江利チエミ自身は平凡な女の子という役柄で、文通で知り合った男とのデートで「江利チエミ主演の映画」を見るという、この手の歌謡ものでよくあるメタ構造となっている。映画内映画の場面以外でも、男の妄想として「江利チエミが歌を歌うシーン」が出てきたりするのだが、この辺の歌の場面がいまひとつ本編とかみ合っていないためどうにもちぐはぐな印象。

『若い芽』
1956年東宝。同じく鈴木英夫監督。こちらは雪村いずみの歌謡映画。なのだけど、雪村いずみの歌う場面がやたら少ないのは歌謡映画としてはマイナスなのではなかろうか?雪村いずみはかわいいんだけども。

『にっぽん昆虫記』★★★★
1963年日活、今村昌平監督。うーん、やはり今村映画は重い。純情無垢な田舎娘が世間の荒波(と男の欲望)に心も乳も揉まれるうちにタフさしたたかさを身につけ生き抜いていくという内容、喜劇風味の演出もあるにも関わらず重たく汗臭くイカ臭い。また、本来なら描かれるべき場面をざっくり省略したりするので、よくセリフを聞いていないとストーリーが分からなくなったり。ともあれこれは主役の左幸子のワンマンショー映画である。男に請われるまま体を開き、上京しても結局金で股を開き、さらには自ら売春商売を組織し荒稼ぎ、男に貢いでは裏切られ、実の娘までもが自分同様金のために股開く事実を知り絶望し・・・と、波乱万丈生乳も放り出す出血大サービス。特筆すべきは売春商売を始めて以降、急に顔が悪女っぽくなり、さらには年とるたびにどんどん老けていく変貌ぶり。演技でここまで変われるものかとひたすら感嘆。
[PR]
by tomezuka | 2007-09-30 02:39 | 映画徒然草邦画編

映画徒然草

最近スカパーで見た5~60年代の邦画をまとめて。

『メキシコ無宿』★
1962年。 宍戸錠がメキシコに渡ってドンパチやる西部劇もどき。現地の言葉をしゃべっていたメキシコ人が途中から急に日本語吹き替えになるといった珍妙展開あれど、意外とはじけた映画じゃなかった。 宍戸錠を強引にメキシコ人という設定にしてしまったほうが面白かったのに。

『西銀座駅前』★★★
1958年 。今村昌平がデビュー二作目に会社に押し付けられた企画物コメディ。予想以上に完成度の高い喜劇でした。

『彼奴を逃がすな』★★★★
1956年 。一般レベルの認知度はさっぱり上がらない鈴木英夫監督の傑作犯罪スリラー。フィルムノワール調の暗闇、ヒッチコックばりの小道具演出など実に素晴らしい。

『蜘蛛の街』★★
1950年。同じく鈴木英夫のギャングもの+小市民巻き込まれもの映画。特撮系でおなじみの伊福部昭が音楽なのだけど、この人の音楽は特撮以外はただ大仰なだけにしか聞こえないな。

『非情都市』★★★
1960年 。やはり鈴木英夫。敏腕新聞記者が功をあせって自滅していく姿を描く。

『青ヶ島の子供たち 女教師の記録』★
1955年 。中川信夫監督の非怪談映画。東京に赴任した女教師は故郷の青ヶ島の教師不足を憂い、離れ小島といってもよい島に逆戻りする。 ところがこの島は港すらない時代から取り残されたような島で、台風で波が荒れると物資の輸送が困難となりたちまち食糧不足に陥ってしまう。そこでかつての教え子の金持ちの父親が一計を案じ、飛行機で救援物資を送り届ける。島民万々歳。救援物資が届くまでの間島民は何をしていたかというと特に何もせずただじっと待ってただけ。 待ってれば勝手にいいことがやってくるよという素晴らしき他力本願ぶりを描いた作品でした。

『粘土のお面より かあちゃん』★★★
1961年 。中川信夫監督の非怪談映画その2。極貧生活にあえぎながらも明るく楽しく生きている一家の物語。ともあれダメ亭主を演じさせたら宇宙一の伊藤雄之助の全身の関節が外れたような動きと万年アル中的口調をとことん堪能できる一編です。

『石中先生行状記 青春無銭旅行』★★★
1954年 。中川信夫監督の非怪談映画その3。石中先生とその友人丸山君の学生時代の愉快痛快無銭旅行記。横暴教師の浮気現場を目撃し恐喝したり、財閥の息子と偽って村長にご馳走させたりとやりたい放題。ライトコメディの佳作。

『思春の泉』★★★
1954年。中川信夫監督の非怪談映画その4。農村での発情期を迎えた男女がおりなすちょいエロコメディ。 1954年製作なので当然裸やあからさまな性交場面はないです。農村の娘が全裸で水浴びするシーンも肩くらいしか映りませんが、当時の男子にはこれだけでも充分陰茎に血が通ったことでしょう。 農村のストリップ小屋やパチンコ屋が出てくる場面とかあって、このあたりは当時の風俗のドキュメンタリーとして見ても面白い。
[PR]
by tomezuka | 2007-09-29 00:02 | 映画徒然草邦画編

映画徒然草

どちらも月形龍之介主演の劇場版水戸黄門。1956年作。

『水戸黄門漫遊記 怪力類人猿』
水戸黄門一行、幕府転覆をたくらむ一味と対決。一味は将軍様に「南蛮渡来の珍しい生き物をお目にかける」とゴリラを献上し、そのゴリラに将軍様を襲わせて暗殺せんとしているわけです。ただ黄門様は物語途中でゴリラ事件とは無関係の案件とかも首突っ込んだりしているんでいまひとつ筋が一本通ってない。ゴリラに的をしぼるべきでした。なおゴリラは後半、釣り天井部屋に閉じ込められた黄門&将軍を助ける大活躍(笛で操られているだけだけど)。

『水戸黄門漫遊記 人喰い狒々(ひひ)』
ほとんど新東宝ゲテモノ怪奇映画。生娘をさらって生き胆引きずり出す邪教、累々と横たわる死体、邪教に操られる狒々に食い殺された娘の白骨、病にかかって崩れた顔を佐清ばりに隠している若殿様など怪奇ムード満点。 人食い狒々は前半は影や手だけしか見せないという、なかなか全身が分らない演出もいい。まあいざ全身登場するとまんまヌイグルミですが。ともあれこの当時(1956年)のB級怪奇アクションとしてはかなり面白いです。ちなみに黄門様がえらく強いのもポイント。助さん格さんでもかなわない狒々を相手に眼光で威圧&杖で小突き回す&手裏剣で片目潰しています。
[PR]
by tomezuka | 2006-11-21 00:28 | 映画徒然草邦画編