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映画徒然草・回顧録
ところで自分が東京国際ファンタスティック映画祭に初めて出かけたのが89年の第三回大会。そのときやっていたのが、香港映画4本立てオールナイト。「霊幻道士」などのキョンシーものが日本に輸入され始め、どうやら香港にはカンフーもの以外にも凄いものがあるらしい、みたいなことが言われ始めた頃でした。上映作品はサイキックアクション「復讐は夢からはじまる」、ミステリーオムニバス「香港トワイライトゾーン」、近未来アクション「爆裂戦士」、道術アクション「ミラクルファイター」。特に「復讐は夢からはじまる」の内容がものすごいこととなっていました。
「復讐は夢からはじまる」 主人公の男はある事故で”他人の夢に入り込める”という超能力に目覚めるのだが、ある犯罪に巻き込まれ周囲の人間を次々殺されてしまう。犯罪者に追い詰められた主人公はついに強力念動力に目覚め、犯罪者どもをことごとく皆殺しにしてしまう・・・。この映画、何が凄いかというとその筋立ての脈絡のなさ、全体のテンションの非一貫性。ドタバタコメディ調から始まったかと思ったら、主人公が事故に遭うあたりからサスペンス調に。夢に入り込めるようになってからは女性の夢に入り込んだりしてスケベなことをしたりと大人な雰囲気。途中からホラーっぽい画調となって最後は大スプラッタ大会。ありとあらゆる映画の娯楽要素を約1時間30分の中に詰めこめるだけ詰めこんでしまっているのです。観客はこの映画をどういうテンションで見たらいいのか分らず終始とまどうばかり。悪人のリーダーで最後惨殺されるのが、がすでにブレイクしていたチョウ・ユンファなのも「?」。複数の映画のフィルムを切り刻んでバラバラに放り投げ、適当につなげたら一本の映画ができてしまいましたといった感じ。バロウズが小説で試みた「カットアップ」みたいです。
by tomezuka
| 2005-10-16 11:40
| 映画徒然草SF編
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