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映画徒然草
スカパーまとめ見その2、+ビデオ1本
『スタジオはてんやわんや』★★★ 1957年の大映映画。30分弱の短編で、大映スタジオの撮影風景や大映の俳優たちの素顔、さらにはスターによるかくし芸お披露目と、大映ファンのためのサービス映画。撮影風景といっても完全なドキュメンタリーではなく、ちゃんと脚本にのっとったものとなっている。船越英二が漫才を披露したり、市川雷蔵と勝新太郎がそろって日本舞踊を舞うなど、スターが映画会社専属の時代でなければ出来ない見せ場の目白押し。珍品中の珍品。 『ハロー!フィンガー5』★ 1974年の東宝映画。『スタジオ~』が擬似ドキュメンタリーだったのに対しこちらはフィンガー5のコンサートツアーの模様を追った完全なノンフィクション。ステージの様子から舞台裏、各メンバーインタビューなどごくごくまっとうな作りの20分の短編。東宝チャンピオンまつりの一編として上映されたものらしい。ビデオやネットのない時代、コンサートを繰り返し見るにはこれが最適の鑑賞方法であろう。 『チエミの婦人靴(ハイヒール)』★ 1956年東宝。鈴木英夫監督作。江利チエミ主演のいかにも添え物といった感じの歌謡映画。江利チエミ自身は平凡な女の子という役柄で、文通で知り合った男とのデートで「江利チエミ主演の映画」を見るという、この手の歌謡ものでよくあるメタ構造となっている。映画内映画の場面以外でも、男の妄想として「江利チエミが歌を歌うシーン」が出てきたりするのだが、この辺の歌の場面がいまひとつ本編とかみ合っていないためどうにもちぐはぐな印象。 『若い芽』★ 1956年東宝。同じく鈴木英夫監督。こちらは雪村いずみの歌謡映画。なのだけど、雪村いずみの歌う場面がやたら少ないのは歌謡映画としてはマイナスなのではなかろうか?雪村いずみはかわいいんだけども。 『にっぽん昆虫記』★★★★ 1963年日活、今村昌平監督。うーん、やはり今村映画は重い。純情無垢な田舎娘が世間の荒波(と男の欲望)に心も乳も揉まれるうちにタフさしたたかさを身につけ生き抜いていくという内容、喜劇風味の演出もあるにも関わらず重たく汗臭くイカ臭い。また、本来なら描かれるべき場面をざっくり省略したりするので、よくセリフを聞いていないとストーリーが分からなくなったり。ともあれこれは主役の左幸子のワンマンショー映画である。男に請われるまま体を開き、上京しても結局金で股を開き、さらには自ら売春商売を組織し荒稼ぎ、男に貢いでは裏切られ、実の娘までもが自分同様金のために股開く事実を知り絶望し・・・と、波乱万丈生乳も放り出す出血大サービス。特筆すべきは売春商売を始めて以降、急に顔が悪女っぽくなり、さらには年とるたびにどんどん老けていく変貌ぶり。演技でここまで変われるものかとひたすら感嘆。
by tomezuka
| 2007-09-30 02:39
| 映画徒然草邦画編
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