巨大生物系2本。
『大蜥蜴の怪』★
1959年レイ・ケロッグ監督。巨大トカゲの特撮を本物のトカゲをミニチュアに放り出して撮影しているという、低予算モンスターパニックの王道映画。しかし人間との合成が一切ないのでまったく巨大感を演出できてない。ただのトカゲのドキュメンタリー映像にしか見えないんですな。最後にトカゲはニトロで爆発させられるのだけど、あれって本当にトカゲを爆死させてないよなあ。
『人喰いネズミの島』★★★
1959年レイ・ケロッグ監督。とある島で遺伝子実験していたら、モルモットのネズミが犬くらいの大きさに巨大化したうえ脱走、増殖して研究者たちを襲い出すというパニックもの。本物の犬にネズミの着ぐるみを着せただけというチープ特撮が泣けてくるが、研究所に立て籠もってのネズミとの攻防戦はなかなか緊迫感あふれる展開となっている。凶悪な顔つきのネズミの頭部が良く出来ており、こいつが壁の穴からギョロリ覗き込んだりと見せ方も心得ていて感心感心。島からの脱出方法も見た目笑えるけどけっこう理にかなっております。